TOPページ > 漢字検定の体験記 > 漢字検定1級合格するために
1級合格、これは決して簡単なものではありません。
約6000文字から出題され、受検者数は年に3000人ほど。
合格率は10%前後とかなりの難関である事が数字で証明されていて、「漢字に興味がある」ぐらいじゃあ合格には至らないんじゃないかと思います。
漢字が好きで、1級に合格するんだと言う強い意志が無ければ、テストはおろか勉強の時点で挫折を味わう事になるでしょう。
1級には何となく読めるといったレベルではなく、恐らくは見た事の無い漢字が無数に出てきます。
例えば距離を表す「マイル」、漢字では「英里」や「哩」と書きます。
「獅子女」を見てスフィンクスと読める人はあまりいないでしょう。
葡萄、醤油、薔薇など書く事が非常に困難な漢字も実際に1級のテストで出題された問題なのです。
でも答えを知ると何となく漢字が表している意味が分かる気がしませんか?
ひらがなと違って漢字はそれぞれ意味を持っています。
まずはその漢字一つ一つの意味を知ろうとする事がスタートでしょう。
漢字検定1級に出題される問題は漢字辞典や広辞苑に載ってない漢字が多数存在します。
そのために漢検漢字辞典や漢検 四字熟語辞典など詳しく記載されている辞典で片っ端から調べていくのも一つの手段。
これは分からない漢字を調べる癖が付いていないとかなり苦しいと思います。
さすがに1級が初めての漢字検定と言う人は少ないでしょう。
2級・準1級と段階を踏んできた方が大半を占めているでしょうから言える事なのですが、今までの級で勉強してきた積み重ねがここで役立つのは確かです。
まずは過去の問題を解いてみて、自分の実力を知る事。
何度も過去問題を解いていくうちに、出題傾向も掴めてきます。
過去問題・予想問題をひたすらこなす事も大事なのですが、その際に分からなかった漢字や間違えた問題を書き留めておく事を強く薦めます。
その分からなかった漢字を重点的に調べ上げて、自分なりに参考書のようなものを作る。
自分が不得意だった漢字が簡単に分かる上に、「書く事」そして「調べる事」によって知識として身に付くからです。
市販されている問題集を解くといった勉強方法はとても大切な事です。
しかし、それだけで合格を許してくれるような簡単な試験ではないでしょう。
普通以上に自分で良い勉強方法を見つける事が重要と言えます。
漢字検定1級はあまりにも大きな壁といったイメージがありますが、結果は実際に受検してみなければ分かりません。
まずは「挑戦する事」、これが合格への第一歩と言えるでしょう。
また、1級まで来ると資格として取り組む姿勢、心構えが大事ですからユーキャンの漢字検定講座などを使うのもオススメです。
■ 漢字検定を受けるなら「独学」か「通信講座」かをはじめに決めてしまいましょう。
下位の級でしたら、市販の書籍「漢字検定学習本」やDSソフト「250万人の漢検などで勉強するだけでも十分合格できると思いますが、履歴書などに書ける1級などになるとかなり難しくなりますので教材・通信講座などを活用することをお勧めします。
ユーキャンの漢字検定講座やがくぶん総合教育センター「漢字検定」 などは資格の概要が載っている資料請求が無料なので上位検定を受けようと考えている方にオススメです。
スポンサード広告